書道教室 一般社団法人日本書法院

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代表者ごあいさつ

書を味わってみませんか

一般社団法人 日本書法院理事長
池 上 光 風

 

  川邊尚風先生の美しい書に惹かれ、入会して30年になります。17年前サラリーマン(通信機器設計技術者)を早期退職し、仲間とともに充実した時間を享受しております。

  川邊先生はかねてより「文字は言葉の形、書は心の姿」を唱道され、「文字は正しく、美しく書くことが第一であり、人間性を深めることによって風品高い書になる」と説かれてきました。

  日本書法院は平成29年に創立30年を迎えますが、平成26年に一般社団法人として運営を開始しました。

 

書って何?

  書は「書く…言葉を書く」芸術です。「書く」は、筆記具のみでなく、釘で掻く、刃物で欠く、絵を描くなどの表現を生むすべての行為を含んでいます。カルチュアは農夫が土を「掻く…耕す」意のカルチベイトが語源であることからも想像できそうですね。

  ところで、書展を訪れる人々から時折「書は絵に比べて敷居が高い」と言われる事があります。「書は人なり」とか「書は主観」などと言われて、なんだかよく判らないからかもしれません。ならば書を理解することはひとまず差し置き、味わってみてはいかがでしょう。

  ここに有名な作品を二つ挙げてみました。

 

「良寛和尚」

  これは良寛和尚の作品ですが、素朴な書きぶりでこの作品からは何かしら穏やかな温かみが感じ取れます。

「相田みつを」

  字形は好みで分かれますが、一本調子で力強く鈍重な筆運びです。しかしこの言葉にはこのような書表現が相応しいと思われませんか。

手島右卿

  更に別の角度からみてみますと、書は言葉を書く芸術ですから、漢字が読めない外国人には理解できないのではないかと思われますが、独立書人団を創設された手島右卿先生の「崩壊」はブラジル・サンパウロのビエンナーレ展で現代美術として世界的に高い評価をうけました。会場で多くの参観者から「何か崩れゆくものを表現しているのか?」と尋ねられたことから、外国人でも書を味わうことはできる、と思われるのです。

  このように、作者は書こうとする言葉に挑み、その言葉に相応しい書表現を生み出します。そして自身の心血の結晶とも言うべき作品に仕上げるため、言葉との強い緊張感を保ちつつ制作します。

  ですから作品には書かれた言葉、書きぶり、書者の人格という三つの要素が不可分に絡み合った中で展開されているのです。

  また、書道をはじめる動機について多くの方が年賀状や熨斗袋の表書きなど、暮らしの中の書を挙げています。いかがでしょう、書道への取っ掛かりはあまり肩肘張らず、味わい・楽しむことから始めてみてはどうでしょうか。

  楽しみながら書技を磨き、心位を高める学習を続けることにより、やがて芸術作品まで幅広く書の世界を堪能していただける書境に到達されることでしょう。

  さあ、思い切って足を一歩前に踏み出してください。

   あなたの探し求めていた美しい文字がここにあります!

書と墨絵のコラボレーション

浅田真央さんの輝かしい活躍に感動して楽しい作品に仕上げてみました。

(浅田真央)5歳からフィギュアスケートを始め、2005年世界ジュニア選手権優勝、グランプリファイナル優勝、2006年全日本選手権優勝、2008年世界選手権優勝、4大陸選手権優勝、2010バンクーバーオリンピック銀メダル。

「銀盤の華」‐浅田真央 (啓進書道教室ーたのしみま書展より)

「銀盤の華」の「の」は浅田選手がアイスリンクに描いたシュプールで表現してみました。

また、「華」はスケート靴を履いて浅田選手とペアで演技をしているように見えましたか?