お気軽にお問合せください
042-377-6493
〔I〕正しい姿勢、筆記具の正しい持ち方を心がける
くせ字や字形のくずれ、行の曲がりは、姿勢の悪さ、不自然な筆記具の持ち方に原因が あります。正しくペンを持ったら、姿勢を正し、ゆったりとした、自然な姿勢を保てる ように注意しましょう。
(2)ゆっくり、ていねいに書く
これ見よがしな上手な字よりも、心のこもった字の方が相手に好感を与えます。ゆっく り、ていねいに書けば、字粒もそろい、一つ一つの線にあなたらしさが表現されます。
(3)横画は、心もち右上がりに書く
ま横の線は、文中では右下がりに見えます。人間の視覚によるものですが、やや右上が りに書くことによって、自然な横の線に見えます。ただし最終画に横画があって、その 画で一つの文字が完成するときには、ま横にして字が倒れないようにします。
(4)横画や縦画が三本以上あるときは、間隔をほぽ同じにする
文字を組み立てている線が、あっちを向いたり、こっちを向いたりすることなく、すっ きりと整理されているという感じを出すように心がけることです。
またそれぞれの文字の中心線や重心を考えて、バランスのよい、形のよい字を書こうと 努力することが大切です。
(5)文章は、行が曲がらないように注意し、一字一字のもつ中心線や重心が行の中心線上に あるように書く 行が立つといいますが、ただ単にまっすぐに書いても、字の中心線や重心が行の中心を 通らないと、一字一宇が目について、すっきり、まっすぐに見えません。
(6)ひらがなは、漢字よりやや小さめに書く
漢字とかなを字粒をそろえて書くと、一本調子になってしまって、きれいに見えませ ん。かなは漢字より小さめにして、漢字もーつ一つの文字の特徴を生かして、かし て、 大小・広狭の変化をもたせ、上手に行の中心線を通せば、きれいにまとめることが できます。
(7)字と字の間は、全体に漢字は余裕をもたせ、かなは詰めぎみに、また行と行の間は余裕 をもたせる
漢字ばかりのときは字間に余裕をもたせ、ひらがなは字間があきすぎると間のびします から、詰めぎみにします。行間は、罫がないときは詰めすぎたり、あきがパラパラであ ったりすると読みづらく、またきれいに見えません。また縦書きでは字をやや縦長に、 横書きではやや横広にして字間をややあけて書くと見やすくなります。 (本体 1200円)